Inversion,インヴァージョンは、反転の意。
例えば、神を悪としたり、悪を神とするような、内を外とするような、朝と夜が入れ替わったような、そんなエネルギーの状態で、エネルギーワークにもよく扱います。 というか、全ての綻びの基はインヴァージョンで、これが個人レベルで起きると、自分に嘘をついてる状態がデフォルトになっていることを意味します。 自分に嘘をついている状態というのは、調律されてないピアノでプロが弾くような、毛並みの揃ってないような、そんな「自分」になってしまっているため、ある意味「ハイジャック」されやすいエネルギー状態になっているわけです。 さて、普通私たちが嘘をついた時、よしんば他人や世間の目を誤魔化せても、自分の心は騙せず、嘘をついているという何とも言えない居心地の悪さ、バツの悪さを抱えることになります。 つまり、他人や世間の目が嘘を信じてくれるほど、「罪悪感」が募っていくわけです。 しかし、インヴァージョンが起きてる個人は、自分の嘘が「真実」になっているため、結果、嘘に嘘の上塗りをするような在り方が続けやすくなるわけです。 でも、バベルの塔のようにある時限界が訪れます。 小さな限界は何度も訪れますが、その小さな「限界」で、見直しができないと、そのまま塗り重ねてしまい、訪れる「限界」も大きくなっていくというわけです。 この小さな限界で見直しができない個人というのは、エネルギー的にハイジャックされてしまっていて、どんどんスパイラル状にインヴァージョンが進行していきます。 大抵の個人は、限界が訪れるごとに、少しずつ見直して、大きな限界がきたら、大きく見直しながら、インヴァージョンから脱出していきます。 そもそもインヴァージョンがなぜ起きるか? ざっくりいうと、それは私たちが自ら作り出した負の感情のエネルギーです。 ただ、私たちの現実には、負の感情を作り出しやすい仕組みもあるため、それらに気付きつつ、古い感情を消化しつつ、自分が新たに作り出した感情を観察しながら、それらを自らが望む現実をクリエイトしていくためのナビゲーターとして活用していく… そんな風に、まず自分の視点を変えるのも大切なことです。
0 Comments
以前紹介した「繊細さん、4つの才能」で引用されてた本を乱読してますが、これもそのうちの一冊です。 しかーし、この邦題にはちょっと眉尻が上がります。 というのも、原題は「The Gift of Fear」なんです。 意味的には、「恐怖」という感情、体感が(私たち自身に)もたらす「恩恵」という意味のギフトだからです。 ま、いいや。 とにかく、タイトルに左右されず、直感って何?とか、直感をうまく使いたいみたいな思いがある方は是非読んでみてください。 私自身、直感と気づきがまだまだ時間差でやってくることが多く、それがもしシンクロしたらどんなに強烈なのか?!と思います。 メディテーションやセッションなどの、限定的な環境において集中したらできるのは、ある意味、当たり前ですが、「走りながら」、「生きながら」それができたら…!って思いません? そして、忘れてならないのが、やっぱり感情です。 この本、犯罪のプロファイリングみたいな部分もありますが、ありがちな犯罪者目線ではなく、被害に遭われた方の目線で、「どの時点で気づいていた」から命拾いしたのか?というプロファイリングで、それは被害に遭われた方々のセラピーも兼ねている気がします。 それにしても、読みながら改めて、「いかに自分たちが膨大な情報量を受け取っているか?」に圧倒されます。 そんな「情報」を、私たちは「感情」として受け取ります。 で、この本では、数ある感情の中でも「恐怖」にフォーカスを当てているというわけです。 以前から書いてますが、感情にも2種類あり、一つは囚われた感情と呼ばれたりする、期限切れの古い感情です。 そしてもう一つが、この本でも登場するような、現在進行形で生成される感情で、こちらは羅針盤の役割を果たしていて、私は高次の自分とのコミュニケーションツールだと捉えてます。 2つめのコミュニケーションツールとしての感情を生かすには、1つめの古い感情をなるべく減らしておくことが大切なんですね。 だから私のエネルギーワークは、リリースするワークであると同時に「その感情は何か?」を見定めるワークでもあるんです。 目黒区美術館でやっている、東京の猫たち展に行ってきました。
猫がテーマの作品を展示していて、かわいいです。 何方かと言えば犬派の私も楽しい展覧会でした。 先日から、SNSで面白いポストを複数見て、結局今、「繊細さん、4つの才能」という本を読んでます。
私も敏感な人間の一人だけど、「HSP」というところに逃げ込むような生き方、在り方は、合わないし、 それはかえって、分離を産むとさえ感じてます。 でも、「そうかHSPだったのか!」はOK、 「だってHSPなんだから」は、やがて行き詰まる気がしてたので、この本のアプローチは好きです。 そんなわけで、HSPと呼ばれる要素も、私自身は敏感肌のごとくとらえ、炎症しないようなナビゲーションをできるようにしよう、みたいなアプローチです。 この本へ行き着く前に見ていたポストでは、見える世界と見えない世界の認知の仕方についても書かれていて、 例えば、オーストラリアの位置が地図の中で変わっていたり、漢字のデザインが変わっていたりする、マンデラエフェクトと呼ばれる現象も、 そこに関わる集合意識が影響しているという話がありました。 オーストラリアの位置が動いたのも、集合意識の影響を受けて、「自分」が意識を向ける「世界」が変わった(オーストラリアの位置が違う)ということ。 つまり、今、自分の意識は、どの世界にチューニングしているのか?ということ。 同じように、人物に対する印象が変わることもそうな気がします。 「こんな人だとは思わなかった」みたいな、裏切られたという体験や記憶も、 「こんな人」という集合意識に意識をチューニングしてたけど、 それが「こんな人だとは思わなかった」という集合意識に意識をチューニングし始めたということ。 だとすれば、「こんな人」も、「こんな人だとは思わなかった」も、同じ人物であり、 しかしまた、ご本人にとっては「異なる人物」でもあるわけですよ。 それはまるで、限りなく似通った、でも異なる世界をホッピングしながら生きてるようなイメージです。 HSPと呼ばれる能力を持つ人というのは、こうしたホッピングを無意識に、そして周りの人々のホッピングに道連れになりつつ、いっぱいやってるんだと思います。 だから疲れる! だからやはり、今、自分の意識は、どの世界にチューニングしているのか?という意識を持つこと、これが第一歩だと思います。 |
Ray of Sunshine
|